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ナクシャトラの支配星の配置法則と把握のコツ

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ナクシャトラの支配星は重要な要素で、覚える価値があります。 しかし一方で、なかなか覚えにくいことも事実です。 そこで、ナクシャトラの支配星の配置法則を一覧にしてみましたのでご覧ください。 図の真ん中に書いてありますが、以下のような法則がありますので文字情報でも記載します。 Ke, Ve, Su, Mo, Ka, Ra, Ju, Sa, Me の順番で支配星が繰り返す 火→地→風→水の4種類で1サイクル 同じ元素は同じ支配星のパターンとなる 「13度20分」の幅で27種類あり 1ナクシャトラは「3度20分」の幅を4つ分占める 火の星座  0 - Ke - 13:20 - Ve - 26:40 - Su - 地の星座   - Su - 10:00 - Mo - 23:20 - Ma - 風の星座   - Ma - 6:40 - Ra - 20:00 - Ju - 水の星座  - Ju - 3:20 - Sa - 16:40 - Me - 30:00 の度数で切り替わる(星座に必ず2つの区切りがある) 例えば、火の星座の3つは全て同じ度数で同じ支配星です。 0度から13度20分がケートゥ支配。 13度20分から26度40分が金星支配。 26度40分から地の星座の10度までが太陽支配。 といったようにです。 「3度20分」を最小単位として、その4つ分が1ナクシャトラの幅です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ナクシャトラに関しては、Jyotish-ONEのナクシャトラページでもご確認ください。 https://jyotish-one.com/nakshatra.php  Jyotish-ONEのナクシャトラページは、ナクシャトラを四角く表現するより丸く表現した方が直感的で美しいと感じ、作ってみたものです。 しかし今回改めて、四角い南インド式のチャートに並べてみたところ、それはそれで面白いと思いました。 特に「3度20分を4つ分」で表現するとわかりやすいなと思った次第です。 ナクシャトラの支配星は結構重要ですので、覚えるお役に立てば幸いです。 (なお、上図では、射手座から魚座を上下逆に描画した方が直感的な気もしましたが、 12星座全てを同じ形で配置する方が「法則」はわかりやすい気がしたので、そのままとしました。)

D9(ナヴァンシャ)のD1からの脳内把握方法

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D9(ナヴァンシャ)をD1から脳内で把握する方法について書いてみます。 とても良いインド占星術の鍛錬になるので、お勧めです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1ステップ目 星座内9領域の把握】 まず、惑星の度数を見て「これは四番目領域在住」「これは七番目領域在住」とすぐに見出せるようになるのが第一歩。 「3:20(10度の1/3)」の倍数で以下の9つの度数までの9領域を把握する。   3:20(1),   6:40(2),  10:00(3) 13:20(4), 16:40(5),  20:00(6) 23:20(7), 26:40(8),  30:00(9) この9領域の把握をすぐに把握できるようになるのが1ステップ目。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  【2ステップ目 在住星座の四元素把握】 その次は、惑星が在住している星座の四元素の把握。 「牡牛座だから地」 「天秤座だから風」 「射手座だから火」 「魚座だから水」 という感じで、四元素の把握をすぐにできるようになるのが2ステップ目。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  【3ステップ目 12星座内での四元素の始点把握(変動要素なし)】 その次に、四元素の始点を思い浮かべるのが3ステップ目。 火の星座の始点は牡羊座。 水の星座の始点は蟹座。 風の星座の始点は天秤座。 地の星座の始点は山羊座。 活動星座の4星座が全て始点となります。これが3ステップ目。 これは変動する要素がないので、3ステップとも言い難いですが、とりあえず慣れない頃はこれを思い出すのが3ステップ目。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  【4ステップ目 1〜3ステップからD9の配置把握】 最終ステップは3ステップ目の各元素の始点星座から1ステップ目で把握した「何番目の領域」という歩数分進めることでD9の配置が求められます。 あとは、このプロセスを繰り返して習熟するだけ😊 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  【D9の割り出しを脳内で行う利点】 このD9の脳内把握で鍛えられる要素は ・どの星座がどの元素に属しているかが体感されてくる ・ある星座からの1〜9室の把握が非常に早く確実になる ・4つの活動星座が脳内に刻印される などがありますね。 30度の星座の度数を9分割するから、四元素の活動星座から1〜9のハ

「ヨーガ」の表示を初期実装いたしました

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「ヨーガ」の表示を実装し始めました。 初期的な実装としてはまだ三種類しかありませんが、 ・基礎的なラージャヨーガ(ケーンドラ&トリコーナの絡み) ・パンチャマハープルシャヨーガ(5惑星) ・ラーシパリヴァルタナヨーガ(星座交換) が表示されます。 右上のメニューに「ヨーガ」というリンクがありますので、それをクリックすると表示されます。 「 インド占星術大全 」の解説ページ番号を表示していますので是非ご参照ください。  

ヨーギニーダシャーを実装いたしました

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Jyotish-ONEは当初から「ヴィムショッタリーダシャー」と「チャラダシャー」を備えていますが、3つ目のダシャーとして「ヨーギニーダシャー」を実装いたしました。 右上のメニューに「ヨーギニー」という表示が増えていますので、クリックしていただくと別窓が開き、ヨーギニーダシャーが表示されます。 ヨーギニーダシャーの基礎的な解説については「 インド占星術大全 」のP449から16章でご確認いただけます。どうぞご確認ください。  

「拡張基礎情報」の表示を実装しました

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「拡張基礎情報」と名付けた一覧表を表示させる実装を行いました。  以下のような表が表示されます。 表示されているのは以下の情報です。初学者の方から中級者の方にはとても役に立つと思います。かなり慣れた方にも基礎的情報が一覧できるので役に立つかと思います。 惑星名 在住ハウス 在住星座 角度(星座内度数) 在住星座の支配星 在住星座支配星の在住星座 支配するハウス アスペクトしている星座 アスペクトしてきている惑星 同室(コンジャンクション)している惑星 惑星名(見やすいように再表示) 生来的吉凶/機能的吉凶 在住星座の性別 在住星座の四元素(火地風水) 在住星座の3区分(活動・不動・柔軟) プルシャルタの4区分(ダルマ・アルタ・カーマ・モークシャ) ディグバラ(方位の強弱) ケーンドラ トリコーナ 自室支配(定座) 惑星の強さ(高揚・MT(ムーラトリコーナ)・定座・友好・中立・敵対・減衰) 惑星名(見やすいように再表示)

アスペクト表示(パラーシャラ)を実装してみました

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初心者の方向けにアスペクトの表示を実装してみました。 パラーシャラアスペクトは、火星・木星・土星にそれぞれ特徴があります。 太陽・月・水星・金星は7番目のアスペクトだけですが、 火星は4,7,8 木星は5,7,9 土星は3,7,10 にそれぞれアスペクトします。 慣れれば直感的に把握できるようになりますが、 初期の頃は難しいため、 自転車の補助輪のような感じでお使いいただくと良いかと思います。 尚、アスペクトから連想される矢印のような表示は実装に時間がかかるため現時点では予定しておりません。 悪しからずご了承ください。 D1とD9チャートのみ、現時点では表示させています。 また、ジェイミニアスペクトもいずれ実装したい思いがありますが、未定です。 トランジットページにもアスペクトは反映されていません。 時刻修正ボタン一番右の「詳細化」を押すと「アスペクト有」というボタンがあるので 押していただくと表示されます。 まだ仮実装ですので、仕様が変更される可能性がありますがご了承ください。  

個人情報非表示モードを実装しました

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かねてよりご要望があった個人情報の非表示を実装してみました。 出生情報や緯度経度などがチャート上から隠されます。 また、各分割図におけるラグナの入りと出の時刻も非表示になります。 「詳細化」という時刻修正ボタン右端のボタンを押すと、 「個人情報非表示」というボタンがあるので、それを押していただくと非表示となりますので、どうぞお試しください。 その場合、URLを共有した際にも、非表示モードで表示されます。 ただ、Jyotish-ONEの構造上、URLの情報は無くせないため、 画面共有などで表示させる際にURL部分も非表示にしたい場合は、 ブラウザの機能などで非表示に設定してください。