次期バージョンの開発を始めております

2017年12月に現行バージョン(ベータ版)をリリースして以来、
Jyotish-ONEは、ほとんど何も変わらず丸4年が経過しました。

当初、多くの構想がありましたが、開発者がJyotish-ONEのベータ版リリース後2ヶ月ほどで転職し、本業が超多忙となり、開発が止まりました。

今も本業は多忙なのですが、この12月に入って少し心に余裕ができ、
業務終了後の深夜や土日、年末年始の時間を活用して、次期バージョンの開発を始めております。

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次期バージョンは、この4年間の経験を生かして、かなり進化させたいと思っています。

まだお見せできるほどのものはできておりませんが、
とりあえず、現行バージョンにある諸機能を、新しい仕組みで実装でき始めております。

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新しい方式は拡張性が高く、様々な応用が効く形で、ほぼフルスクラッチでコードを書き始めています。
もちろん、これまでのコード資産も使える部分は活用しつつですが。

新バージョンは特に、チャートなどをSVGという形式を使って描画する形に変更し、
Webのみならず、PDF出力なども柔軟かつスマートに対応できる在り方へ移行させつつあります。

SVGは拡大縮小がHTMLで描画させるより格段に楽に行えるので、とても便利です。

以前から構想されていた様々な視覚表現も、SVGを使って実現してゆけそうで楽しみです。

円形のナクシャトラ図は、Jyotish-ONEのオリジナルなものですが、あのような自由な発想で、伝統的なインド占星術のデータを柔軟に描画してゆけることに面白さを覚えています。

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データベースを使った、チャートの保存機能も準備中です。

以前、当ブログでも書きましたが、利用者の方々の扱われる情報は極めて個人的な情報に溢れているはずですので、それを一つのDBに保存することに強い躊躇を感じております。

そこで、SQLiteを利用して、個々のユーザーの方々専用のDBを用意し、そこにそれぞれデータを保存できるような仕組みを構想中です。

ただ、この辺りの仕組みは有料版でのご提供となりそうです。

この専用DB方式にする場合、個人情報保護の観点以外にも複数の利点があり、
たとえば、ダシャー情報をDBに格納させることも考えられます。全体で一つのDBに保存していった際には、一ケースあたりかなりの量の情報になるので、ダシャーデータの格納は気が進みませんでした。
しかし、専用DB式ならば、多い方でも数百人や数千人分のチャートの保存でしょうから、仮にダシャー情報が一人分で1000行あってもそこそこ扱えそうです。

DBに様々なデータが保存できるようになると、分析に使えるようになります。
様々な方のデータを多面的にカテゴライズして蓄積し、分析にかける機能なども構想されます。
また、SQLiteであれば、ご本人には何らかの形でダウンロード可能とするような仕組みもつくれば、分析しやすいのかもしれません。

また、個人的には、日記機能なども追加して、ダシャーやトランジットやムフールタ情報も合わせて登録できるようにすることで、面白い分析ができる面があるのではないか、などと思っています。しかしこれはまだ構想段階で、実装優先度はまだ高くありません。

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このように、データベース機能ひとつとっても、かなりの広がりを見るところです。

年の瀬にコードを書きながら、自分が作りたかったものが形になっていく喜びを日々噛み締めています。
本業でもプログラマー/SEでもあるのですが、そちらでは自分が思いつくことをどんどん自由に形にできるわけではないので、久しぶりに自分の作りたいものをどんどん自由に作れるJyotish-ONE次期バージョンのコードを書くことが楽しくて仕方ありません。

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2022年は、次期バージョンをだんだんリリースできると思います。
ただ、開発に使える時間は限られていますので、まだ具体的なリリース目処は立っておりません。

今日は、年末の大晦日ですが、ガリガリコードを書いていました。
その流れの中で、具体的リリース日については言及できないまでも、取り急ぎの現状を少々共有させていただきました。
とりあえず、開発途中の画像を一つだけ貼っておきます。

現行バージョンとほとんど変わっていませんが、裏側のコードはかなり進化しており、拡張性の高いものになっています。

今後ともJyotish-ONEをどうぞよろしくお願いいたします。


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